最近の仕事と、幼少期の夏の「持っていたい感」のこと。
おはようございます。
土曜日も早起きのライター、カンノオサムです。
前頁で書いた「持っていたい感」がやけに引っかかり、最近の仕事も影響して、わたしの幼少期の夏のことを思い出しました。
というわけで今回は、そのことを書きつつ「持っていたい感」をもう少し掘り下げてみます。
幼少期の夏の「持っていたい感」とは。
最近、昆虫に関するポスターデザイン製作の仕事をしました。
展示イベント用に使用するためのポスターで、その製作に昆虫の写真を使ったり、昆虫の名称をたくさん記載したりしました。ターゲット層は、主に小学生のようです。
そういった仕事上の影響もあり、自らの幼少期を思い出し、昆虫大好きだったことを思い出しました。
わたしが小学生のころ、特に男子の間では「夏といえば昆虫」のようなところが少なからずありました。いまはどうなのか分かりませんが。
小学1年生くらいまでわたしが育った街では、夏になると昆虫を販売するオジサンが小学校周辺にいて、子どもたちが群がっていました。
昆虫の中でも人気なのは、やはり「カブトムシ」と「クワガタ」です。
そこで買ったかどうかまでは覚えていませんが、とにかく「欲しい!」と思って見ていたことは間違いないです。これこそが、幼少期の夏の「持っていたい感」ですね。
数十匹の昆虫を逃がした思い出。
そんな少年だったわたしは、昆虫がたくさん見つかる場所を発見し、昆虫採集に明け暮れていました。
カブトムシやクワガタなど数十匹の昆虫採集をし、飼っていた小学2年生の夏、親の転勤でわたしは遠くに引っ越しをすることになりました。
この昆虫たちはどうなるんだろう。
なんとなくの記憶ですが、いやいやながら数十匹の昆虫をすべて逃がしました。
「持っていたい感」が詰まっていた虫かごは、一瞬で空っぽになりました。
大人になったいまでは、カブトムシやクワガタを触ることさえ躊躇してしまいますが、子どもには子どもなりの価値がありましたね。
「持っていたい感」とは、その時々のときめき。
幼少期の価値をそのまま持って大人になっていくわけではありませんが、興味が無くなるものや無くならないものも、多少の個人差はあることでしょう。
そういえば、整理整頓のことで「ときめかなくなったモノを捨てていくと整理しやすい」というような事を聞いたことがあります。
これは、逆に言えば「いまの自分にとってときめいているモノが欲しい」ということでしょうか。
「持っていたい感」とは、その人それぞれのその時々でのときめきにより決まるのかもしれませんね。また、流行という時代の流れにもつながります。
いまの時代の消費者が持っていたいと思うモノを作るためには、商品開発などにおいて「現在の世の中のときめき」を刺激する必要があります。
今後、良いものづくりが出来るよう、そしてしっかり広告し販売していけるようにわたしなりにも努力していきたいです。
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