クリエイティブ製作時における「コンセプトストーリー」の書き方と、展開。
おはようございます。
早起きのライター、カンノオサムです。
お客様の中にある言葉を引き出し、原稿から理念までも。
近頃、企業などのお客様からのご依頼で様々なクリエイティブ製作に携わっております。
基本的にグラフィック周辺の業務を行うわたしですので、依頼内容はだいたいウェブ関連や印刷物、看板などになります。
こういった製作を進める際に大事なことは、お客様の中にある思いを言葉にしていく作業です。
それがほぼそのまま原稿になり、コピーライティング、デザインになっていきます。
文字部分のテキストをすべてわたしが書くことも多々あります。
中には、製作しながらお客様の理念を共に考え、わたしがコンセプトとなるストーリーを書くことで、それがそのまま採用され、お客様の理念になることもあります。
「コンセプトストーリー」とは?
その過程で、わたしはいわゆる企業理念らしいありきたりな理念を書きません。
あくまで、企業コンセプトをストーリー性のある文章に詩的に書き上げます。
この方が、お客様の人間味を表していて、気持ちが入っていて、分かりやすく、何よりも読みやすく、理解しやすいからです。
これをわたしは「コンセプトストーリー」と表現しています。
さて、ではコンセプトストーリーを書くときにわたしが意識していることを書いていきます。
コンセプトストーリーは、ふさわしい言葉のつなぎ合わせ。
まず、必須の作業として、お客様にヒアリングをし、キーとなる言葉を引き出していきます。
この際、お客様によってはあまり言葉が出てこないこともありますが、ある程度の質問をして、ひと言ふた言でもいいので、キーフレーズを拾います。
次に、お客様から引き出し、拾った言葉から、わたしなりにイメージを膨らませます。
そして、それらをわたしの言葉に変換し、同じ意味でも言葉の選定をして、文章としてお客様のイメージを崩さないうえに、広がりを見せられるような言葉を選んでつむいでいくことが重要です。
さらに、場合により、お客様や読み手の方に「なるほど!」と思わせる小技を使ったりもします。
このように、コンセプトストーリーとは、お客様にとってふさわしい言葉のつなぎ合わせにより、出来上がります。
コンセプトストーリーの展開。
このようにして出来上がったコンセプトストーリーの使い道は、お客様や製作物の種類により様々です。
ウェブサイト製作の場合には、そのままサイト上に掲載したり、印刷物のパンフレットでも同様です。ストーリーのタイトルを、そのままキャッチフレーズにして名刺に載せるケースもあります。
さらには、企業理念として採用された場合には、ストーリーを載せたデザインシートを作り、額装し、わたしからお客様へ贈答することもあります。
お客様とわたしの共同作業で出来たコンセプトストーリーというものを、最大限に活用していただけることは嬉しいことです。
このように展開し、未来につなげて、活かしていくこと。 コンセプトストーリーを作ることで、企業などの未来がより良く進むことも、あるかもしれませんね。
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