「受注・発注」という業務契約のこと。

「受注・発注」という業務契約のこと。

おはようございます。

早起きのライター、カンノオサムです。

最低でも1ヶ月に一回は記事をアップするよう、編集長のオーナーさんから指示を受けていたのに、3月からアップできてませんでした。オーナーさんは、当然、フンフンとお怒りです。

画像にした鯉のぼりの季節「こどもの日」も通り過ぎてしまいました。というわけで、久しぶりに記事を書きます。今回の内容は、この期間が空いてしまった事とすこしだけ関係しています。

というのも、この期間中にわたしが行う業務の中で似たような問題が多数起きたため、その事に触れていきます。こういうことなので、オーナーさん、お許しくださいという甘い気持ちも込めつつ書きます。

発注がもらえなければ、お金には変えられない。

わたしが普段行っている主な仕事として、グラフィックを中心としたデザイン業務を行うことがあります。わたしの場合は、ウェブサイトや紙のチラシ、ポスター、または書籍などを作りたいお客様からのご発注を受けたうえで、業務に取りかかっていく「受注・発注」という業務契約で行っています。

こういった業務契約で行う場合、まず、ご発注してくださるお客様がいてこそ成り立つ仕事です。発注がもらえなければ、仕事としてデザイン業務を行う(お金に変えられる)ことさえできません。ですので、発注者(お客様)への感謝の気持ちは、基本的にはあるべきで、それが当然です。

そして、そのご発注金額の中で、お客様のご希望をできる限り叶えられるように努めることが第一です。

こういったお客様への感謝の気持ちを基本的な根底に置いたうえで、わたしのような受注者にとって悩みどころの一つに「発注者側の頼み方」があります。この期間中にわたしと「受注・発注」の契約をしていただいたあるお客様とのやり取りの中での出来事を例に出してみます。

感謝の気持ちをもちながら、締めることの重要性。

そのお客様から、「この値段で、ここまでをお願いします」とのご発注を受け、業務を進めていました。業務の進行中、時間が経つにつれて、お客様が発注時に自分で口にした「ここまで」という内容を忘れていることが見受けられました。なので、その都度、わたしが「こういうお話しでしたよね」と確認しながら進めることになりました。根本的に口約束だけでは問題が発生しやすいため、見積書や業務内容を記した書面でのやり取りを行ったうえで進めています。

ただし、わたしが行っているグラフィックデザインなどを作るという業務の性質上、取り決めが曖昧にならざるを得ない部分があります。お客様のイメージに完璧に合わせることは至難の業ですし、お客様からみて簡単にできそうな頼み事がものすごく難しい事もあります。

そういった場面での解決策の一つとして、追加料金をいただければ技術的にはできる事もあります。それでも、お客様にとっては、その追加料金が本当に正しい料金設定なのかどうか分からない事もあります。

ですので、わたしのような受注者には、お客様のご予算内での対応事項をできる限り明確にしたうえで業務に取りかかり、業務内容が負担の重い方に話が変わっていく時には、しっかりお客様(発注者)から納得していただける話をし、締めることが重要です。

最後は、信頼関係があってこそ。

こういった話のやり取りの中で、お客様(発注者)から「キャンセル」という言葉が出てくることもあるでしょう。その理由は様々です。時には途中で状況が変わり作る必要が無くなった場合、時には受注者側の怠慢によりお客様を怒らせてしまった場合、また時には希に発注者側の身勝手な場合もあります。

このような場合、キャンセルを避けたいのであれば、しっかり考えて、話をすることが大事です。わたし(受注者)の怠慢はどこにあったのか、本当の状況はどのようになっているのか、お客様の本当の気持ちはどうなのか、そしてその場合の料金をどうするかなどです。

結果、本当に作る必要が無くなった場合の「キャンセル」であれば仕方ないので料金の話だけでいいと思いますが、受注者とお客様(発注者)の気持ちの部分でのすれ違いが問題であれば、できる限り解決にもっていく努力はしたいですね。

話の仕方や態度、出てくる言葉で、受注者と発注者の信頼関係は築かれていきます。

受注者側としては、業務進行中に契約内容よりも負担が重くなってくると、発注者であるお客様に対して不満が出ることもあるでしょう。それでも、一拍置いて落ち着いて話をすることが大事です。「受注・発注」という業務契約の上では、お互いの信頼関係があってこそ成り立つという意識はより必要なのではないでしょうか。

こんな感じの問題をこの期間中に多数経験し考えていたので、編集長のオーナーさん、記事を書く時間が空いてしまったことをお許しください。